tilemakerでOpenStreetMapのデータからベクトルタイルを作成する

作成日
キーワード
GIS OpenStreetMap osm

tilemakerを使用して、OpenStreetMapの日本のデータからベクトルタイルを作成しました。

tilemakerをインストール手順に書かれた手順でインストールし、geofabrikのサイトからダウンロードした日本のOSMデータを使用して次のようにベクタータイルを作成します。

cd /path/to/japan
wget https://download.geofabrik.de/asia/japan-latest.osm.pbf # 1.73 GB
tilemaker --input japan-latest.osm.pbf \
  --output japan-latest.mbtiles \
  --config config-openmaptiles.json \
  --process process-openmaptiles.lua

M1 MaxのMacBook Proでtilemakerを実行したところ、13分弱で、japan-latest.mbtiles (1.66 GB)が作成されました。

同じデータに対してOpenMapTilesを使用してベクトルタイルを作成した場合、2日から3日かかっていたことを考えると、日本全体のベクトルタイルを13分程度で作成できるため、高頻度でベクトルタイルを更新することや、データを編集してベクタータイルを作り替えることが簡単になりました。

図1: OpenStreetMapのjapan-latest.osm.pbfからtilemakerで作成したベクトルタイルを表示している様子。

図2: OpenStreetMapのjapan-latest.osm.pbfからtilemakerで作成したベクトルタイルの品川周辺を表示している様子。

図3: OSMのjapan-latest.osm.pbfからtilemakerでベクトルタイルを作成し、高輪上空から大井町方面を俯瞰している様子。

2022-03-22追記

ズームレベルを16としてjapan-latest.osm.pbfからベクタータイルを作成した場合、40分で作成が完了しました。 生成されたjapan-latest.mbtilesのサイズは9.47 GBとなりました。